一軒家の方は玄関などによく砂利を敷き詰めたりしますよね。この砂利ですが、防犯性のある防犯砂利というものが近年利用されることが多くなっています。
この防犯砂利のメリットやデメリットを知って検討してみてはいかがでしょうか。
防犯砂利とは?
普通の砂利と見た目は似ていますが、防犯砂利は一般的にガラスを高温で溶かして発砲させたものできています。非常に軽く、形や粒の大きさ、カラーバリエーションも豊富です。
ガラス以外にも、レンガや瓦でできタイプもあり、防犯面を重視すると同時に、好みのものを探すことが出来るため、外観を気にする人にとってもさほど抵抗は感じられないでしょう。
防犯砂利の大きな特徴は、空き巣や泥棒が嫌がる大きな音が鳴ることです。
通常の生活音は一般的に40~50デシベルと言われていますが、防犯砂利の上を歩いた場合には76.5デシベルもの音を出します。
この音量は、例えるならば掃除機と同じくらいです。家の中まで聞こえるくらいなのでそうとうな音の効果をもたらします。
防犯砂利のメリット
防犯砂利の最大のメリットは、先にも述べたように大きな音が出るために空き巣や泥棒を遠ざけるという点です。
また、防犯砂利には敷くだけで防草効果も生まれます。さらに、冬には砂利と砂利の間に空気を含むことで保湿効果があり、土の低温化を防ぐので冷害の防止をします。
夏には打ち水や雨水によって保水効果が生まれるので、温度の上昇を防ぐことができます。
防犯砂利のデメリット
デメリットとしては、メリットと紙一重で、大きな音が出ることによって毎日騒音を聞くことになり、隣の家が近い場合には近所迷惑になる場合もあります。
もしも犬を飼っている家庭であれば、犬の足の裏が傷つくことになりますので注意をしなければなりません。
また、軽くて扱いやすい反面、人が多く行き来する場所であれば砂利が削れて減ってしまうので、定期的に補充をしなければなりません。
防犯砂利敷く時の注意点
まず、防犯砂利のメリットである大きな音がきちんと発揮されないと意味がありませんので、交通量が少ない道路などに面している家にはお薦めです。
そしてこの音が鳴っても気にならない程度にご近所と離れているかもポイントになります。もし離れていなければ、なるべく自分たちがあまり通らない場所にだけ使用しましょう。
また、風が比較的強く当たる場所では防犯砂利が飛ばされてしまう可能性がありますので、その点も考慮しなければいけません。保水効果があるため、水が溜まりにくい構造になっている場所が望ましいといえます。