電化製品にはおおよその寿命がありますが、防犯カメラにもあるのでしょうか?―――。
購入して工事をして…と、せっかく設置しても「すぐに壊れてしまった」「壊れていることに気づかなかった」とならぬよう、耐久年数を知り定期的に見直していきましょう。
防犯カメラの耐久年数は5~10年
購入して設置をした防犯カメラの寿命は、減価償却と関係して約6年だといわれています。
しかし、実際の防犯カメラの耐久年数は、メーカーや製品により違いがあり、5~10年程度です。最長で10年なら長いように感じますが、意外とあっという間に過ぎてしまうものではないでしょうか?
防犯カメラは長年使用していると、画像がだんだんと荒くなってくることが確認できます。
この画像が荒くなるのは、CCDという部分が徐々に劣化していくためです。この劣化は機器ですので防ぎようがありません。
耐久年数よりも早く壊れる原因って?
防犯カメラを設置してから、一般的な耐久年数よりも早く壊れてしまったなら、原因はいくつか考えられます。
まず1つは、安い防犯カメラを利用したことがあげられます。
安くても良いものはたくさんあるかと思いますが、その見極めは製品に詳しくなければ難しいものです。
また、取り付け工事費用が安いことも原因として考えられます。
工事方法が適切ではなかった、工事に使われる部材が安価だったなど。
それ以外にも、
- 防犯カメラが直射日光に当たり続けて高温になり壊れてしまった。
- 防水処理がきちんと行われなかったことから雨水などが侵入して壊れてしまった。
このような事例もあります。
防犯カメラだけの問題ではなく、人災で故障してしまう場合も大いにありうるのです。
より長く使用するためにできることとは?
経年劣化による寿命ではなく、人災で故障することを防ぐには、やはり工事費用に適正な金額を支払うことが重要となります。
適正な金額が分からなければ、複数の業者から見積もりを出してもらうと、おのずとその数値が見えてくるでしょう。
そして信頼できる業者選びとして、設置にあたりどのくらい詳細に説明してくれるかです。
直射日光が当たりやすい場所であれば、熱がこもらぬよう日除け工事も行う。屋外であれば雨水などから守るための工事を行う。これらをきちんと話してくれる業者を選びましょう。
それらの点に気をつけると、より良い製品、より長い寿命を得られるでしょう。