丹精込めて作った作物を売って生計をたてる農家。そのような大切な農作物を盗まれたら、経済的にも心理的にも大打撃を受けてしまうでしょう。
出荷ができずに報酬が得られないのはもちろん、ずさんな収穫の仕方をされたり土地を荒らされてしまったら、その後の農作物を作る際にも被害がでてしまいます。そんな被害を出さないためにも防犯カメラを設置して未然に防ぐことをおすすめします。
高級ブランドのさくらんぼが盗まれる
農家は広い田畑で作物を管理しています。その土地に対して少人数で管理しているというのが現状です。
そのため監視が行き届かなかったりすることも。広い敷地なだけに24時間管理体制が成り立たない一方で、外部からは作物の種類が一目瞭然のため、窃盗されやすいといいます。
過去に起こった事件では、山形県で高級ブランドのさくらんぼである佐藤錦が20kg、6万円相当がもぎとられるというケースがありました。
収穫前の熟した実を盗まれ、高所に生っている実も、畑に置いてあった作業用の脚立が使われたうえで盗まれたようです。
設置する場所の見極めが大切
もし防犯カメラがついていれば犯人の大きな手掛かりになります。山形県の盗難ケースでは、高い位置から見える所に防犯カメラを設置する。そしてそれだけではなく、犯人が侵入しやすいと思える場所、犯人が見える場所に設置しておけば被害が発生しなかった可能性もあります。
多方面で活躍する防犯カメラ
農家に防犯カメラを設置することで作物の盗難被害は減少するでしょう。それだけではなく、防犯カメラを設置することで、さまざまな対策にもなります。
例えば
- 農作物だけではなく、トラクターなど高級な農機具の盗難防止
- 農作物を食い荒らす鳥獣被害の対策
- 自社ブランドの農作物の作り方の流出対策
これらなどあげられます。
人手が足りない農家や毎年なんらかの被害にあって困っているけどどうすればいいのか、まず原因を調べたいという方にとっては、防犯カメラを設置することでいろんな面での対策および解決策を得ることが可能なのです。
収穫の期間だけに防犯カメラをレンタル
たくさんの対策ができるといっても、防犯カメラの設置には多額の費用がかかります。また、高齢化が進む農業分野。農家ではIT機器に意識があまり無く、パソコンや携帯電話の使用はあっても防犯カメラを使用しているというのは少ないというのが現状です。
しかし、重要となる収穫の時期だけは絶対盗難を避けたいという場合であれば、防犯カメラをその期間だけなど限定してレンタルをするというのも1つの策です。短期間のレンタルであれば試してみて、防犯カメラへの不安や不明な点なども知った上で購入を検討するのもよいでしょう。
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収穫の時期になると多発する農作物の窃盗被害。個人農家や少人数の農家では人手が足りずに監視がいき届かなかったり、有名な農家ではブランドの農作物の流出など、防犯カメラがあることで解決、カバーできることがたくさんあります。