コンビニほど人々の身近にあって有りがたいものはありません。しかし、不特定多数の人々が利用する場所だからこそ、お金もたくさん集まります。強盗など犯罪が起こりやすくなるのも必然的といえるでしょう。
コンビニに防犯カメラが多い理由
どのコンビニにも必ずといっていいほどに防犯カメラが作動しています。
とくに24時間も営業をしていると、犯罪を起こす側も計画的に実行することが可能です。コンビニで起こる犯罪で最も多いのが強盗です。コンビニの従業員もとっさの対応をすることは難しく、強盗犯に従うしかなすすべはありません。
そして、強盗は短時間のうちに現金を強奪してその場から離れてしまいます。
コンビニ強盗の場合、深夜に発生する率が高いといえます。深夜になると必然と客数もまばらになり、犯罪を起こしやすいからです。
強盗の特徴を把握できるのがその場の店員のみとなってしまい決定的な証言をえることも難しくなります。防犯カメラは、このような強盗犯の顔の特徴、あるいは服装の特徴などを録画することでその後の犯人の特定に活かすことができるのです。
そのため、コンビニではもしも犯罪が起こった場合を考えて防犯対策の一環としてカメラを設置しているのです。またコンビニは、強盗の他にも万引きや店員の不正などの犯罪も起こる恐れも生じます。
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これまでの防犯カメラの活躍
これまでコンビニで設置された防犯カメラのおかげで、いろいろな犯罪の解決に役立ってきました。
解決してきた中には、防犯カメラに残された画像をネット上で公開して、犯人の特定に貢献させている事例もあります。
防犯カメラは設置して、作動中であることを部外者に知らせるだけでも犯罪の抑止効果を期待することができます。
実際に犯罪が起こってからの解決、あるいは犯罪の未然防止という観点からも防犯カメラは活躍しています。
そして、実際に犯罪が起こってから問題を解決するためにも、防犯カメラの点検や定期検査は必要不可欠。というのも、実際に犯行が行われたコンビニの防犯カメラの録画映像の1割が映像不鮮明、あるいは録画ミス、あるいは故障をしてしまって使い道にならないと言われているからです。
これでは、実際に犯行が行われてからでは全く意味がありません。これまでのところ、一定割合で犯罪の解決に貢献できていないカメラが1割程度あるという事は理解しておくべきでしょう。
犯罪防止と犯罪解決に役立てるために、日頃から定期的な点検、そしてカメラの角度や映像に出る大きさなどを調整しながら活用する必要があります。
未然に犯罪を防止することも大切ですが、実際に起こってから防犯カメラが犯行の解決に貢献できるようにしておきましょう。
今後の防犯カメラはどう進化していくのか
防犯カメラはどのようにして進化してきているのか、ここに焦点を当ててみましょう。
カメラで撮影される解像度は、どんどん鮮明になっていきています。これまでドットで判断できなかった人の顔がもっとクリアに映されるようになっているのです。
また、カメラ同士のネットワークも発展しています。カメラ同士を連動させたり情報を一括で管理できる技術力の向上がみられるようになりました。
そして撮影した映像をパソコン上で画像処理が出来るようにもなりました。より鮮明になった画像を、より見やすくするためにもその処理ができるようになってきたのです。
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例えば、いつもコンビニにやってくる大学生の若者がいたとして、
- 彼がどういった経由でコンビニ内を回っているのか?
- どういったルートで買い物をしているのか?
このようなことを分析することができます。これを参考にして、商品の配列を変えてみるという企業戦略を立てることができます。また、顧客層を考えて品ぞろえを変えてみたりすることも可能です。
強盗や店員による着服、ありとあらゆる危険性が潜んでいるコンビニエンスストア。こういった危険から店を守るために防犯カメラなどは設置されているのです。やはり安全にサービスを提供する場所はしっかりと防犯カメラを設置しておくことが大切です。
そして犯罪への対応策としか利用できなかった防犯カメラも、技術の発展によってマーケティングのツールとしても活用できる可能性が開けているのです。今後の、コンビニ経営のためには安全性と将来の収益、この両者を確保する目的での設置が鍵となります。
将来的に高機能となっていくカメラは、これらの防犯と収益の面で大変役立ってくれるはずでしょう。