未成年者の飲酒やたばこは、度々ニュース等でも話題になるほど身近なものです。近年はさらに薬物(ドラッグ)に手を染める子も。いずれも禁止された行為ですので、子供たちがこれらに関わることのないようにしたいものです。
今回はそれらから子どもを守る対策をまとめましたので、周囲の大人が積極的に子供の防犯対策を取り入れていきましょう。
「うちの高校生の子供の同級生が、タバコを吸っていたことで停学処分になったそうです。たまに家に遊びに来る子でしたので、わが子もやっていないか心配で聞いてみたのですが、年頃ということもあり、ちゃんとした返事がなかなか聞けません。」

目次
子どもが「お酒・たばこ・薬物」の被害にあいやすい状況
子どもを飲酒・喫煙・ドラッグから守る方法と対策
飲酒や喫煙、ドラッグなどは子供の思春期・反抗期頃(中学生~高校生)から興味や関心を持ち、手を出してしまうケースが多いようです。
難しい年頃のため過干渉が親子関係を悪化させることもあるだけに、日ごろから子供の様子を見守りつつ、よく見ておくことが大事です。
親や身近な大人が飲酒や喫煙をしない
自分の家に日常的にお酒やたばこがあると、子どもにとってもそれが当たり前で身近なものになります。
親として節度ある趣味をたしなむ程度にし、子供の前で飲酒や喫煙をするときは、大人になってからのものということをしっかりと言い聞かせることが大事です。ただしひどく酔っぱらった状態で言っても説得力はありませんので気を付けましょう。
日ごろの何気ない親子の会話を心がける
年頃の子とは何気ない会話さえ難しい時期かもしれませんが、食事の時や帰宅時など、わずかなタイミングでもいいのでちょっとした親子の会話を大事にしましょう。
態度の違いによっては日ごろの学校生活を読み取ることもできるはずです。不安なことや心配事を親に相談できるような関係性を持っておきたいものです。
友人関係やネット利用状況を把握しておく
共働きで親子の会話が少ない場合などは特に、子供の友人関係や部活動関係の付き合いを親が把握できていないといわれています。
直接会話ができなくても、親子同士でアプリを使って交流を持つことも良い親子関係の維持につながります。
友人の話やインターネットの利用状況をできるだけ聞いて確認しておくようにしましょう。
お酒やたばこ、薬物に手を出してしまう子供の親の多くが「まさかわが子が」という気持ちを持つものです。
それくらい子供たちの興味は強く、気軽な気持ちで試してしまう危険性があるものなのです。
