防犯対策

【自転車の盗難を防ぐ】大事な自転車を守る防犯対策

自転車の盗難対策

あなたは「自転車に乗ろうと思ったら、止めてあった場所にない……」といった経験はないでしょうか?

自転車盗難は空き巣や不法侵入、車上荒らしに比べれば被害は小さいと思われがちですが、大切な愛車がなくなったショックは大きいものです。

それが通学や通勤に使っていたとしたらなおさらで、日常生活にも大きな支障がでてしまいます。

ここでは自転車盗難被害を防ぐための防犯対策をまとめました。

自転車を所持している人すべてが被害者になりえるため、絶対に被害にあわないよう万全の予防策を行っていきましょう!

のぶこ
スーパーに買い物に行ったとき、帰りに自転車の盗難にあいました。

すぐ警察に届け出ましたが、後日近所でボロボロで乗り捨てられた状態で見つかりましたよ。安い普通のママチャリでしたが、被害にあったことはとてもショックです。

スタッフ
それは災難でしたね。自転車泥棒というと高価な自転車が狙われると思われがちですが、軽い気持ちで乗り捨てを行う盗難者の場合、ママチャリ(シティサイクル)の被害はかなり多いのです。

今後被害にあわないためにも対策をしていきましょう。

目次

自転車盗難が多い理由と狙われやすい特徴

自転車は車上荒らしや不法侵入等に比べて、

  • 持ち運びが簡単で盗難が容易
  • 比較的安価ゆえ防犯意識が低い
  • 盗難がばれても捕まりづらい

といった理由から、盗難・窃盗が多いといわれています。

[box class="green_box"] また自転車泥棒の盗難者は14歳~19歳の若者が目立ち、高価な自転車を狙った転売目的よりも、軽い気持ちで自転車を盗んで乗り捨てているケースが多いのも特徴です。[/box]

自転車泥棒にあわないための盗難対策

鍵は必ずかける

自転車泥棒は施設の駐輪場被害が多いと思われがちですが、実は自宅敷地内からの盗難が非常に多いのです。

家なので油断をして施錠していないケースもあるはずなので、鍵はどんなときでも必ずかけるようにしましょう。

自転車盗の半数以上が無施錠状態といわれています。短時間その場を離れるだけでも、路上に放置することのないようにしましょう。

鍵は頑丈なものを2つ以上取り付ける

切断しにくいU字ロックタイプ、シリンダー式馬蹄錠タイプなどを使うことで、容易に盗まれるのを防ぎます。

スタッフ
構造物と自転車を固定する方法(地球ロック)も有効な手段です。

防犯登録を必ず行う

防犯登録とは、自転車の盗難防止のために利用者が行う登録制度です。法律で義務づけられており自転車購入時には必ず登録することになります。

譲渡した場合もその旨を証明する手続きが必要になります。

[box class="green_box" title="防犯ステッカーは車検証のような役割"] 登録情報は地域別で警察や自治体で保管され番号が割り当てられ、自転車にはその番号が書かれた防犯登録ステッカーが貼られます。

車でいうところの車検証やナンバープレートのようなものなので、登録は必ず行い、証明書もなくさないように保管しましょう。

スマホ内に画像を保管しておくのも良い方法です。[/box]

保管場所を見直す

自転車泥棒で最も多いのが住宅敷地内で、全体の4割以上を占めます。

道路上と駐車場・駐輪場での盗難が合わせて5割ほどなので、盗難はほぼこれら場所で起きているのです。

自宅敷地内の場合は、道路から見えない所や屋内から自転車が見える所を選び、自転車カバーを取り付けるなどしましょう。

雨風もしのげ一番安心なのは、室内保管です。物置やガレージもいいでしょう。

スタッフ
駐車場や駐輪場の場合は、防犯カメラがあるところ、フェンス等の固定物がありロックしやすいところを選ぶなどの対策を。

高価な自転車の盗難対策

高価な自転車

最近はロードバイクや電動アシスト自転車など、日常使いの自転車でも10万円~20万円ほどする価格の高い自転車が増えてきました。

自転車に詳しい人なら一目見て値段が高いのがわかるものもあり、盗難の被害にあいやすくなります。

強引な場合は鍵の付いたタイヤ部分を残し、軽トラックに堂々と積んで車体を持っていくようなことも。パーツだけでも高価なのでこのような窃盗が横行しているのです。

高価な自転車であっても基本の盗難対策は他の自転車と変わりませんが、防犯対策をより徹底しましょう。

[box class="green_box"] 振動があるとアラームを鳴らしてスマートフォンに知らせる鍵や、Bluetooth・GPS機能がついて盗難時に場所がすぐ特定できるものもあります。[/box]

サドル盗難を防ぐ専用ボルトやホイール盗難を防ぐ長めのワイヤーチェーンなども検討しましょう。

盗まれた自転車の探し方

自転車が盗難された場合はすぐに警察に被害届を出すことになりますが、届け出たからと言って自転車が戻ってくるわけではありません。

大事な自転車を取り戻すには警察だけに頼らず、自分でも探す方が確実です。

盗難された自転車は近所にあることが多い

盗まれた自転車は、盗難者が継続して乗っていたり乗り捨てたりしていると、比較的近所にあることが多いです。

警察に届け出た後は自身で周囲の駐輪場をチェックするなどしてみましょう。もし見つけたら、そのまますぐに警察に連絡を。

スタッフ
連絡せずに回収してしまうと、自分が盗難車を乗っているというおかしな状況になってしまい、後々手続きが面倒になってしまいます。

転売目的の自転車はオークションやリサイクルショップを

リサイクルショップや中古自転車販売店に持ち込まれる場合も比較的近郊が多いので、周囲のショップを徹底的に探してみましょう。

オークションにパーツで出品されているなどすると探すのは困難になりますが、レアなものであれば高値で取引されるはずですので見つかる可能性があります。

自転車盗難者を捕まえたい!

自転車が盗まれるととても悔しく「盗難者を絶対捕まえたい!」という気持ちになるかと思いますが、盗難の様子をとらえた確かな証拠(カメラ映像等)がない限り摘発は難しいといわれています。

スタッフ
実際検挙率も極めて低いため、軽い気持ちで盗難するケースが多いのです。
のぶこ
警察も色んなお仕事抱えているから、全て摘発するのは困難ですよね。
スタッフ
そうですね。それでも自転車盗難の発生件数は年々減ってきているので、それだけ自転車利用者の防犯意識が高まってきていると考えられますよ。

もし盗難後に自転車が見つかり、自分の元に戻ってくることがあれば、それだけでもうれしいものです。

悔しい気持ちを何とか抑え、二度と同じ被害にあわないように防犯対策を行っていきましょう。

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