いまやインターネットはわれわれの生活になくてはならないもの。
しかし友人同士や学校の連絡手段で使う機会が多い高校生はまだ精神的に未熟な部分も多くあり、知らず知らずのうちにインターネット犯罪やネットトラブルに巻き込まれる可能性があります。
今回は子供をこれら犯罪やトラブルから守るための方法をまとめましたのでぜひ防犯対策として取り入れてみてください。

過度の利用や課金をしないように言ってありますが、正直どんなことをしているのかよくわからないので困ります。[/voice]

大切なのは「ダメなことは事前にしっかり教え、それを守ること」です。ネット犯罪に巻き込まれないような状況を、あらかじめ伝えておくことが大切なんですよ。
目次
子どもが被害にあいやすいネット犯罪・トラブル
性的画像や動画の公開
自撮り等で自らの性的画像や動画をインターネット上に公開したり流したりする行為は、児童ポルノ禁止法(18歳未満を対象にした性的表現)にあたります。
「お小遣い稼ぎ」や「ちやほやされたい」等を理由に安易な気持ちで手を出してしまうことも。
売春(援助交際)
いわゆる援交(児童買春)は「遊ぶお金欲しさ」等の理由で手を出してしまうケースが多いようです。
専用出会い系サイトやアプリ、SNSを利用して連絡しあうため、周囲も気づきにくいのです。
モラルを超えた行為とその動画の公開
犯罪や詐欺、反社会的行動等を自ら行い、それをインターネット上に流す行為は、特にネット初心者に多くみられます。
匿名で公開したとしてもすぐに身元がばれてしまうことを知らずに、周りの反応や関心を引きたい気持ちなどから、遊び感覚で手を出してしまうようです。
[box class="red_box"]あまりにひどい場合は報道番組でも取り上げられ、損害賠償等大きな問題になることもあります。[/box]スマホゲームへの過剰な課金
日常生活がままならないほどゲームにのめりこんでしまうゲーム依存症(ゲーム中毒)は、中高校生の場合登校拒否や過度の課金へとつながります。
ネットを介した薬物取引・犯罪
ネットを利用してやり取りしていると、実際に行うよりも罪の意識が低くなりがちで、いつのまにか犯罪に巻き込まれていることもまります。
子どもをネット犯罪・トラブルから守る方法
フィルタリング機能を使う
閲覧に関しては年頃ということもあり興味は尽きないかもしれませんが、フィルタリング(有害サイトアクセス制限)機能を用いることで、保護者が教育上好ましくないサイトなどのアクセスを制限できます。
子どもがいる家庭で携帯電話を持たせる場合は、まずこの機能を積極的に使いたいところです。
ネット犯罪の深刻さをしっかり伝えておく
報道番組などでネット犯罪の話題が出てきたときなどに、何が良くて何がダメなのかを、しっかり子供に日ごろから伝えておくことが大事です。

ネット利用料金・課金制限を設ける
子どもにスマホを持たせる場合は、保護者が携帯電話の利用料金や課金制限を管理しておくのが無難です。
何が何でも禁止してしまうことはよくないですが、子供にスマホを持たせる上で他の子もやっているような一定の制限を設けて利用させることはしつけや教育の一環でもあり、社会に出てからも役に立ちます。
現代社会に欠かせない便利なスマホも、使い方次第で良くも悪くもなります。ルールを守って正しく使い、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。