サイバー犯罪

【アカウント乗っ取り対策】被害状況・原因や対処方法

サイバー犯罪

インターネットの普及により深刻となっているのが、不正アクセスやアカウントの乗っ取り被害です。Google、amazon、LINE、インスタ、メールなど利用者の多いアカウントは登録者も多く、被害も多く聞かれます。

今回はアカウント乗っ取り被害にあいやすい状況や、防ぐ方法をまとめました。

不正アクセスなどのネット犯罪を防ぎ、安全安心にインターネットを利用できるように万全の防犯対策を行っていきましょう。

GoogleやLINEなど、複数のネットサービスで何度も不正アクセスにあっています。一度アカウントの乗っ取りにも合い、迷惑メールの送信元に使われたこともあります。以降セキュリティーを強化して、定期的にアクセスをチェックしています。
スタッフ
実際目立った被害はなくても、不正アクセスされたという経験を持つ方はかなり多いです。「いつ自分が狙われてもおかしくない」という気持ちをもって、防犯意識を高めていきましょう。

目次

アカウント乗っ取りの被害状況

不正アクセス

個人情報を入手される

住所・電話番号・クレジットカード番号等、大事な個人情報が漏えいすることで2次被害の可能性もあります。これらは各情報を管理するサーバーの不正アクセスにより起きることもあります。

通常はネットサービスごとにアカウントを登録していますが、近年は提携・連携したサービスのアカウント情報でもログインできるようになっているものもあり、IDやパスワードの管理がしやすいなどの利点がある一方で、登録している複数サービスのアカウントがまとめて不正利用される危険性もあります。

サイト上に登録してあるクレジットカードや電子マネーの不正利用

買い物サイト等ではサイト内での買い物をスムーズにするために、カード番号等を登録しておく場合が多いもの。

しかしアカウントを乗っ取られることで簡単に買い物ができてしまうため、不正利用しやすい状況にもなってしまいます。結果的に身に覚えのない買い物をされることに。

[box class="yellow_box"]不正利用されたかどうかは、サイト側からのメール(購入通知)や、クレジットカード会社からの利用通知で気付くことができます。[/box]

ポイントの不正利用

各サイトでは独自のポイントサービスを用い、カード決済等同様にお金としてサイト内で使えるポイントシステムを導入しているところがたくさんあります。

ただしカードの不正利用よりもセキュリティーや補償の面であまさが見られ、多くポイントを所持していると商品購入に不正利用されるケースがあります。

せっかくたくさんためたポイントが使われてしまい、さらに補償対象外ともなれば、ショックは大きいものです。

スタッフ
特に常日頃使っている通販サイトやクレジットカードと連動しているサイトなど(楽天ポイント、Yahoo!ポイントなど)はポイントがたまりやすく、利用者も多いので不正利用の対象となりやすくなります。

メール・メッセージ機能等の不正利用

メールを迷惑メールの送受信に利用されたり、SNSアカウントを乗っ取って、本人の意思に関係のない発言やコメントを発信されたりします。リアルタイムで被害がでるため、気づきやすい一方で早急な対策が必要になります。

ゲームの課金アイテムを買わされる、持ち物をとられる

オンラインゲームアカウントの乗っ取りでは、ゲーム内の持ち物やお金を盗まれたり、課金アイテムを購入されたり、本人の意思に関係なく操作されたりします。集団詐欺組織による手口も多くみられます。

アカウント乗っ取り被害の防犯対策

ログインパスワード

各アカウントのセキュリティーを強化する

大手サイトでは不正アクセスを防ぐべく、さまざまなセキュリティー強化対策がとられています。

スタッフ
例えばグーグルアカウントでは、使用しているデバイス(パソコン、スマホなど)の機種や利用している国が表示されるだけでなく、スマホを使用してのログインや、2段階認証プロセスの導入、アクセス日時の確認などができます。

アクセスされたときにメールで通知する機能もあるため、不正アクセスやアカウント乗っ取りにいち早く気付くこともできます。

これら設定は任意なものが多く、アカウント登録後に設定画面等で行います。

他のサイトでも独自のセキュリティーを取り入れているので、設定画面を開き確認してみましょう。

パスワードを使いまわさない・定期的にかえる

どのサイトでも同じパスワードを使っていると、管理は楽ですがひとつばれることで他のサイトにも容易にアクセスされてしまう可能性が。

そのためパスワードの使いまわしは避けることが推奨されています。定期的に変えておくのもいいでしょう。

こうなると複数のパスワードを考え、管理しなければいけなくなりますが、最近はそれらをサポートするアプリやソフトが多数あります。

自動でパスワードを考えてくれるもの、忘れがちな各サイトのIDやパスワードを一括管理するものなどです。無料で使えるものも多いので、使いやすいものを選んでみましょう。

スタッフ
当然のことながら、それらソフト内の情報が漏えいすることのないよう、厳重管理を忘れずに。

クレジットカード番号を登録したままにしない

名前や電話番号等といった個人情報は各アカウントで必須登録内容となっていることがほとんどですが、クレジットカード情報や電子マネー番号は買い物の際だけ入力すればよいというサイトも多いものです。

これならばもし不正アクセスされアカウントを乗っ取られても、すぐにカードを利用されるような金銭トラブルに発生しないため、被害が最小限になります。

購入のたびに番号を登録するのは手間ではありますが、たまにしか利用しないサイトであれば、カード情報を残したままにしないほうが無難です。

スタッフ
ただし定期購入などを利用しているサイトだと、カード情報を消してしまうことで支払いができなくなってしまいますから注意しましょう。

ポイントを多く貯めたままにしない

ポイントはたくさんためておくと、不正利用者に目をつけられてしまう傾向にあります。そのためたくさんため込まず、定期的に使っていきポイント数を減らしておいた方がいいでしょう。

たくさんためて一気に消費しても、日ごろから少しずつ使って消費していても、結果的には同じだけポイントを使っていることになるので、基本的には変わらないのです。


不正アクセス・アカウント乗っ取りは、ネット上の不法侵入や空き巣・泥棒でもあります。

自分の大事なアカウントが不審者に狙われることのないように、インターネット上でも防犯対策を忘れないようにしましょう。

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